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偲ぶ

書くべきか悩んだんですが・・・
まぁ長文ですし内容が暗いので
そういった記事が嫌な方はブラウザバックしてください。




自分を産んでくれた親は大切にしろ。


当たり前のことだが、その当たり前がそれぞれの事情でできない者も居ることも確か。
親の育児放棄や虐待、DV、離婚後の親の男女関係、金銭問題
本来であれば親には感謝の気持ちと慕う気持ちで大切にしなければならないのに
産んでくれた親に対する感謝の気持ちより恨みや憎しみのほうが大きく
どうしてもそれが元で出来ない子も居るのも事実である。
かく言う私も妻もそういった家庭環境下で育てられてきた。

普通の家庭と言ったら語弊があるがその環境下に置かれないと
そういった気持ちは到底理解できないとも思う。
例えそうだとしても親ってものは大切にするものだと言われてしまえば
私は何も言えないしそういった方から見た私は非情で最低な人間かも知れない。
正直それに関しては否定も肯定もするつもりは無い。

しかしそれも現実なわけで
以前ここでも書いたとは思うが私の父は母との離婚後30年も音信不通になっていた
父の記憶が薄い私は母から父の悪い部分だけ聞かされ
父というものはそういった人間だと思っていた
その父が亡くなったのを私が知ったのは彼の死後数カ月経ってから
さすがにこの時はいろいろと考えさせられた。

自分も結婚し子供が居て離婚し
親の立場、一人の男としての立場になって
父の死を知らされたときは
父にも父なりの意見があっただろうし
伝えたいこと、聞きたいことがたくさんあったと
思い気持ちが辛くなったのを
今でも覚えてる。

似たような環境で育った現在の妻と
幼少の頃から蓄積された恨みや妬み、その時の苦悩
産んでくれたにも関わらず素直に親とは思えない気持ちと
年齢を重ねていくごとに親に対する気持ちの変化
感謝の気持ちと親への憎しみが交差する中
私と妻は何度もそれについて話し合ってきた


そんな時に掛かってきた警察からの1本の電話

また深く考えさせられることが始まったわけである。




妻の父親が亡くなった

もう何年も疎遠になってた父
電話も携帯も持っていない妻の父は
発見された時は死後1ヶ月で腐敗が激しく性別も本人かの確認もできない状態だった。

生前の父の言動に家族は振り回され離婚し家族は離散
それを恨み続けていた妻だがその反面心配する気持ちも芽生えていた
次第に恨んでいようとも父のことが気がかりになり始めた矢先の出来事だったので
妻には更に衝撃的な出来事だったと思う。
無論私もそれに衝撃を受けた。

発見されたのは自宅だった。
所謂孤独死である。

孤独死と言うのは簡単だが実際はそんな簡単なものではなく
腐敗が進んだ遺体はどうなるか、それは各自検索していただくとして
その腐敗し残されたものを早急に処理しないと
独特の腐敗臭とハエや蛆の発生が近隣に迷惑を掛けてしまう。

今まで仕事として特殊清掃業務をやってはきた
が、今はその業務に従事してるわけじゃないし
ましてや自分の妻の父親、とてもじゃないが気が重い。

そこまでできて失礼かと思うが専門業者にお願いすることにしたが
まずは現況確認と亡くなった場所の特定、初期処置くらいはしないと
元同業者として失礼だと思った。

ならば私ひとりがすれば良いことで
警察と私と業者でその現場を見るだけで済むことだからね

しかし
気丈にも妻はそれを手伝うと言い出した

いくら私の前職で話の上では知識が多少あるとはいえ
人間が腐敗し液状化してその場に生きていた痕跡は
通常の人間には見れたものじゃないと・・・
それを何度も伝えたが

今まで父を恨み自分から避けていた後悔の気持ちと
何もしてやることのできなかった後悔の念
最期を看取ってやれなかったという
複雑な気持ちと親に対する何かが
妻の中で芽生えたのであろう。

私と共に妻は父が残した最期の痕跡の初期処理をすることになった。

恐らく
妻は今までの後悔の念と父への気持ちを
今できる最大の行動で示したのだと思う。
並の精神力では孤独死の現場には入れないからね
ましてや初めて見るその現場が親なんだから
余程の強い気持ちと心があったんだと思う。


これから兄弟間での相続問題で揉めることになるだろう。
しかし妻はそれを拒否し相続は放棄した。
勿論私もそれには賛成である。

一人の人間が亡くなるという悲しさ、つらさ
ひとりで亡くなっていった寂しさ、つらさ
相続と言う名目の金で変わってしまう人間の汚さ、ずる賢さ
産んでくれた親への思い、気持ち、血の繋がり


私事でも仕事でも何度と無く見てきたが
このようなことがあるたびに
また考えさせられた部分がたくさんあった。

現在、私は母とは一緒に暮らしているが
正直不仲である。

でも、今回のことで
生きるということの大変さ、寂しさ、人との繋がり、生と死

もう一度考えなおしてみようと思う。

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非公開コメント

こんばんは。

知りようのない親族の状況が
唐突に警察から入られたこと、さぞ
驚かれたことでしょうね…

あまり公にはされないお話しですが
近年、増えているようで
最近はニュースで取り上げられることもありますが…

高齢者の独り暮らしは危険を伴いますよね…

うまくいかない親との関係も
亡くなられたお父様がくださったきっかけになりこの先、後悔しない方向にしていけたらいいですね。

No title

今までの親子関係が上手くいっている場合でも 親が介護が必要になった時に 疎遠になったりするケースもありますよね。

そういったケースを考えると Asahiさんも奥様もすごく温かい方なんだなと 感じました。

うまく コメントできず・・すみません。
私も 後悔しないように これからの事しっかり考えないとと思いました。

Re: タイトルなし

こんばんは。

幼少期から親子兄弟の間で確執があったようですが
近年色々と思うところがあって考えてた矢先の出来事だったので
相当ショックだったようです。

私も前職でたくさん見てきていますし
同業者の方に聞いた話だと増えてるようです。

今回、妻も考えさせられたことがたくさんあったようですし
私も改めて考え直さなきゃならないこともありましたね。

コメントしにくい記事にコメント戴いてありがとうございます。

Re: No title

結婚や離婚、介護や相続が原因で疎遠になるなんてことは結構あるようですね。
恐らくそういった経験をしたことのある人にしか理解できないことでしょうが・・・

私もね、爆弾抱えてますもので
改めて死というものを考え直しましたよ。
一人で亡くなるという寂しさや悲しさ
残された者へできるだけ負担を軽くしてやる
色々考えさせられましたよ。

No title

拍手は、文半ばからの奥様の振る舞いに‥です。

中身の事は簡単に語れませんが
奥様にお伝えください。

良くやりました。もう十分以上に
親孝行したと。

Re: No title

コメントありがとうございます。

今回の件、
彼女なりに悩み苦しみ後悔してました。
二人で出来る限りのことはしようと。

何がどうあろうと親なんですよね。

私は父の死に目には逢えませんでしたが
まだ母は生きてるわけですからね
過去の確執があろうとも
親は親なんだと
再確認させられました。
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タロー

Author:タロー
生きてるだけでみっけもん。
のんびり適当に生きてます。
文才の無い人間が書いてますので
気分を害す可能性もありますが、
ヌルイ目で見てやってください。
リンクフリーですが一声かけて下さいね。



コメ返遅いですが勘弁して下さい。

2016年11月13日 Asahiからタローに改名

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